2007.06.26

ネガとポジ

さて出ました、Plastic Treeメジャーデビュー10周年(一時期インディーに戻ってたりもしたけど…)記念となる最新アルバム「ネガとポジ」。
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Plastic Tree (2007/06/27)
ユニバーサルJ

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前作「シャンデリア」は、個人的に曲的にも音質的にも散漫な感じがしてイマイチだったんですが、今回はなかなかにいいぞ。

プラ伝統のUK的サウンド、Jエモ系ギターロックサウンド、どメタル(笑)と曲調は様々ですが、全体に漂う独特の翳りのある雰囲気と竜太郎のボーカルが唯一無二のプラワールドを作り出してます。まあそれは割といつものことではありますが、今回は全体的にマイナー調の曲が多めなせいかアルバム全体に統一感があり、最初から最後までブレずに彼らの世界観を味わうことができます。
プロデューサーには今回、明石昌夫が参加しています。個人的に、プロデューサーとしての明石昌夫にはあまりいい印象がなく、過剰にシンセなどを加えた結果妙にポップな仕上がりになり、バンドが本来持つロック感を殺してしまう結果となったのが彼のプロデュースしたSIAM SHADE「SIAM SHADE IV.zero」やLa'cryma Christi「&U」だったりしたんではないかと思ったりしていたわけですが、この「ネガとポジ」ではそういう悪い意味での「明石臭」は皆無。むしろ、プラ持ち前の重厚な弦楽器のアンサンブルを、重みのあるサウンドプロダクションでもって存分に引き立てており、実に好感触。やるな。

曲のクオリティは全曲平均以上。その分キラーチューンに欠けるかな?という印象もありますが、聴けば聴くほどに味が出る、いわゆる「スルメ盤」に仕上がっていると感じました。
キャッチコピーにあった「最高傑作」かどうかは分かりませんが、全体に漂う貫禄は正しく彼らの十数年に渡るキャリアの「集大成」。しばらくはこいつで楽しめそうです。
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2007.06.21

なかよしといっしょ

私、ゲームや漫画などを中心にできるだけ安い価格(明らかに店員がその価値や相場を分からずに付けてる感じの価格)でもってレアもの、プレミアものを蒐集するという実に陰気くさい趣味を持ってまして。
んでその過程で、分かる人が見れば「ああ、結構レアだよねそれ。その値段で買えたならお得だよね」ってな感じのブツにはそこそこ出会ってきましたが。
遂に、我がコレクション生活最大級の、特A級のブツを掘り当ててしまいました。
その名も、

なかよしといっしょ!
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はいそこ、引かない引かない。
別に俺「なかよし」読者とかじゃありませんから。

とにかくこの「なかよしといっしょ」は、1993年というファミコン最末期にリリースされた幻の一品であり、キャンペーン景品や特殊ルートなどで出されたものでない、一般流通でリリースされたファミコンソフトの中では間違いなく五本の指には入るレアソフトなのです。
我が地元美唄の「半額堂」のショーケースの中に無造作に並べられていたこのソフト、裸ではあるものの、何と

780円!!

店員さん、0が一個足りないよ!!
とか言いたくなりましたが、もちろん言うわけもなく。
これを見っけた時は久々に脳汁出ましたね~。やっぱ美唄は侮れねぇ。「Bフラット」と「半額堂」はマジで侮れねぇ。美唄の国道12号線沿いはマジで熱い。

カセット表面を見れば分かるとおり、幼年向け少女漫画雑誌「なかよし」のキャラクターが大勢登場するゲームであり、それを使えばいくらでもキャラゲーはできそうなもんですが、これ、主人公は自分。スタートして最初に会う人物は、「なかよし」編集者。どうなのよ、正直。
話を聞くと、「ラキイラという悪者が漫画の主人公をさらい、漫画家の先生達から大切なペンを盗んで、なかよし大陸に伝わるおうごんすいしょうを奪おうとしているから助けて欲しい」とのこと。
…無駄にわかりづれぇ。
ゲーム内容はというと、幼年向けに激ヌルに調整したRPGといった趣のゲームなんですが、子供向けにわかりやすくしようと試みた結果か、台詞がとにかく超簡略。攻略に必要な情報以外のことは一切ないといった感じ。RPGの世界観やバックグラウンドを感じさせる台詞がほとんど出てこないので、時々自分が何のために旅をしてるのか分からなくなってしまいそうです。これじゃかえって子供は混乱すると思うんだけどなぁ…。子供向けだからこそ、懇切丁寧な説明が随所に必要だと思うんですけどね。


まあとにかく、これは人生に一度あるかないかの掘り出し物でした。
ヒマな人は「なかよしといっしょ」でググってみて下さい。
その価格設定にびっくりすると思いますよ。
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2007.06.13

Electric Cucumber

by Zilch(知ってる人いるかな)

俺は結構なコーラフリークでして、それもガチンコのコカコーラ派であります。
以前、某フルライスというバンドのレコーディングにお邪魔した際に、そこのアメリカンなボーカリスト用のコカコーラをうっかり飲みきってしまい、彼にキレられたこともありました。ごめんな、竹内。
つーわけでペプシは何だか甘み以外の旨み成分が少ないというか、今いちヘタレた感じがしてあんま好きではないんですが、先日出たペプシNEXはゼロカロリーのくせになかなか頑張った味わいをしていて、わりと俺の中でもペプシの評価は上がったわけです。

んで、そのNEXで付いた勢いにカカト落としを食らわすかのごとくリリースされた衝撃の新製品

ペプシ・アイスキューカンバー
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北海道の誇る炭酸飲料・リボンナポリンもかくやと思わせるほどのケミカルな色彩。ペプシはたまにペプシブルーとかこういうやたらロックな製品を投入してくるから困る。
それよりなにより、きゅうりて。野菜じゃん。
どう考えても、きゅうりに蜂蜜をかけるとメロン味みたいなリトルグルメ的発想で作られたとしか思えません。

とはいえ、スパークリングカフェ以来の良質なネタ飲料となること間違いなしのこの製品、まあいっぺん飲んでみても損はねえべと買ってきたわけです。

フタを開けて、匂いを嗅いでみると…
ん~、これはあれだ、カルミン
きゅうりっつーよりもハッカっぽい感じ。きゅうり成分に炭酸とケミカル成分を加えるとハッカ的フレーバーになるのかな。

んで、いざ試飲。


(;^ω^)…


味は三段階に分けて来る感じ。
まず最初に、やっぱりカルミン的な非常にケミカルな味わいと炭酸の刺激。
次にいわゆる従来のペプシ的な甘み。
そして後味に、かき氷のメロンシロップみたいな風味(きゅうりってよりも、やっぱメロンっぽい)と、ベタ~っとした甘さが残る感じ。

ぶっちゃけ、そこまで激マズってほどでもないです。150mlペット一本飲み干すのは少々きついけど。
話題性だけでも初動の売り上げだけならそれなりに期待できるでしょう。
でも、正直、元祖ペプシもNEXも取り去ってペプシコーナー全部これを陳列しておくほどの価値はないと思いますよ、セブンイレブンさん。

まあともあれ、興味のある方はぜひ。

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かみやたかひろ ()
講談社

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2007.06.11

手作りの味

手作り音源が好きなんです。
知り合いが作った音源を聴いて、あいつ上手くなったなぁとか、大した環境でもないだろうに結構いい音録ってんなぁとか感慨に耽るのが好きなわけです。
つーわけで年に一度の密かなお楽しみ、北大の学祭にちょっと出向いて、毎年作られるオムニバスその他を今年もゲットしてきたわけです。
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上が今年のオムニバス。
流石に卒業して3年も経つと、やってる面子は8割方話したこともないような方々ばかりなわけですが、それでも知り合いは少ないながらも頑張ってるし、今の軽音がどんな姿なのかってのが見えて面白いのです。
んで内容なんですが…

何か、いいんですよ。凄く。

何がいいって、とにかく若気が至りまくってる感じがいい。
俺らがいた頃の軽音ってわりとこう、あんま俺が俺がってバンドは少なくて、雑誌で言うならわりとロッキンオンとか音楽と人とかその辺の匂いを感じるバンドが多かったわけですが(ていうか今も多いんですが)、今年に関しては何つーか、明らかにBurrn!指向のバンドが多い!いわゆるHR/HMにカテゴライズされる楽曲がやたらと多い!
派手な楽曲に派手なアレンジ、派手なギターソロ。やっぱり若さってこうじゃなきゃいかんよな~という偏見を十二分に肯定してくれる感じがたまんねえっすw。Flambergeの、ラストでいきなりフルート風の音色でクラシカルにまとめるアレンジとかもう大爆笑(もちろんいい意味でw)。年々パワーアップする演奏力であくまでDREAM THEATERリスペクトを貫くHydrant Energyも素晴らしかったです。
俺も在籍してたころに、一個くらいこういうバンドがやってみたかったなぁ。

…ああ、アカリシェイド?
まぁ、あれはね。あれだ、うん。


んで下は、惜しまれつつ先日解散したエモコアバンドseaquelaeの音源であります。
実はジャケットに俺の撮った写真を使ってくれていて、そのよしみでタダで貰えたわけですが、正直かなり嬉しいです。あまり本格的ではないとはいえそれなりに魂込めて撮ってる作品なわけで、それを評価してもらえるってのは嬉しいもんです。
んで内容。
はっきり言って、相当クオリティ高いぞ!
すげえぞ!マジで。
楽曲のクオリティや演奏力の高さはもともと知っていたところですが、それでも結構短期間で録られたものらしく、それでこのまとまりはやはり相当のバンドとしての一体感がないと成し得ないものでしょう。盟友ぶーちゃんのドラマーとしての大黒柱っぷり、我らがアイドルせたまんの鉄壁グルーブ、何でもできちゃう仕事人今ちゃんの巧みなギターワーク、そしてボーカルmokanishiの魂の叫び。思わず目頭が熱くなるほどです。みんな本当に上手くなったよなぁ。
そして何たってエンジニアリングが素晴らしい。今ちゃんのエンジニアとしての手腕は、某ヨリミチの音源でも輝いていましたが、それとは正反対の音楽性のこの音源でも非常にクオリティの高い音に仕上げてきてます。特に轟音部分の音のまとまり方とか、大した機材もなかったろうに素晴らしい出来映えです。そんじょそこらのインディーズ音源じゃ太刀打ちできないクオリティ。正直びっくりしました。

自分の写真がジャケットだからとかそういうの全く抜きにして、これは入手できる機会があれば是非入手すべき音源ですよ。レコメンします。
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