2017.10.29

レコード生活初級編

中学だか高校だかの時にお年玉で買ったCD、MDコンポが壊れて以来
俺の部屋ではPC以外で音楽が再生できませんでした。
CDはiTunesに取り込んでiPodやiPhoneで聴くのが何時しか当たり前になり
スピーカーの前で音楽を聴くことがあまり無くなっていきました。

その後一人暮らしを始め、実家からレコードをもらってきたのを機に
レコードを聴ける環境を作ったのですが、
それはiPhoneとApple Musicで
いつでもどこでも世界の音楽にアクセスできるようになっていた自分の
音楽に対する意識を随分と変えてくれた出来事でした。

レコードに関してよく言われること、例えば
「アナログならではの温かみ」とか
「可聴域以外をカットしないから音がいい」とか
「再生するまでに手間がかかる分音楽に対する姿勢が変わる」とか
「A面15分くらいで一旦リセットされるから集中力が持つ」とかとかとか…
そんなおまじないのような文句の数々は
割といちいち的を射ているような気がして、
とにかく一つの音源を聴いている時の満足度が高いのです。
いつの間にか「何となく流れている」ものになってしまった音楽を
意識して「聴きにいく」行動が自分の感覚を鋭敏にしてくれるのだと思います。
あとは、スピーカーで聴くことの重要性。
イヤホンで聴く音楽はストレートの酒みたいなもので
(酒を飲めない自分が言うのも何ですが)
純度は高いのだけど少しキツさもある。
それを部屋の空気で割ってやることで、耳触りのいい音になる。
人それぞれですが、自分にはそういう聴き方が合ってるのだということが分かりました。
iPhoneで聴く分には、Apple Musicとか
レコードに付いてくるダウンロードコードとかで間に合うので
これから音源を買う際は、そういう選択肢があるなら
可能な限りアナログ盤で買っていくことになると思います。
CDと一緒にアナログ盤出すアーティストもどんどん増えてきてますしね。
一つの時代の終わりを、身をもって体験してしまった感じがしてます…。

というわけで、親父から貰ったレコードと、その後自分で買ったレコードで
お気に入りのものを適当にご紹介致します。


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ビートルズ信者の親父のコレクションなので、ビートルズは大体揃ってます。
UK原盤とかオデオン赤盤とかそういう希少なブツではないですが。
全部あるよ…と言いたかったのですが
改めて確かめてみると「PLEASE PLEASE ME」がなくてショック…
親父が持ってなかったはずはないので、貰い損ねてしまったのだろうな…
全ての基本として大切にしようと思います。
洋楽で他に何枚かあるのはポールのソロ、サンタナ、クリーム、
ELP、テン・イヤーズ・アフターなど。


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ジャズはいわゆる名盤と呼ばれるものが結構あるのですが、
最近好きで聴いてるのがM.J.Q(モダン・ジャズ・カルテット)。
ポストロック大好きのヴィブラフォン大好きマンなので。
本当素晴らしい楽器だと思います。


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親父が最近になって気に入ってよく聴いているケニー・バレルの
特にお気に入りの一枚である「'Round Midnight」。
自分も気に入って、これはレコードで聴きたいと思い
ヤフオクで落札したものです。US Fantasy盤。
ちょっと競って3000円以上になったので結構高かった…
ジャズギターというよりは、エレクトリックピアノの超名盤であると認識しています。
ウーリッツァーだろうか?
このエレピのせいか、彼の作品の中では賛否が分かれるようですが。
夜の音楽として至高の一枚です。


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LUNA SEAの最初の活動休止期にリリースされた
ギタリスト二人のソロ作がどちらも名盤であることは
90年代V系を通った人ならご存知かと思います…
と言っても、「想」を聴いたのはこれが初めてだったんですが。
アナログ盤が出てたなんて知りませんでしたね。
縁あってどちらも未使用品をゲット。
SUGIZOのは宇宙的で最高なんですが、
部屋でまったり聴くにはINORANのが向いてる気もしますね。
しかしこの頃のINORANの歌は本当にド下手としか言いようがない(笑)
一曲だけなんでまあいいんですけど。


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90年代V系をもう一枚…
ROUAGEも実は「SOUP」までのメジャーアルバム4枚はアナログ盤があるんです。
最初に見たのは「MIND」でしたが、びっくりしましたね…
どこに需要があるんだと(笑)
ROUAGEはバンドとして物凄く思い入れがあるってわけでもないのですが
この1st「BIBLE」に入ってる「QUEEN」がとにかく大好きなので
旭川の名店レコファンで見つけて即ゲット。未使用品。
グリーンヴァイナルがキレイでしょ。
世間的に言うところの所謂「良い音」ではないのでしょうが
自分にとって最高に「イイ音」が詰まったアルバムです。


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日本で一番作品をアナログで買いたいと思うミュージシャンは
個人的にこの人です。坂本慎太郎。
名盤1st「幻とのつきあい方(How To Live With A Phantom)」
2nd、3rdは試聴程度しかしてないのですが
俺はこれだけあればいいかなぁ。
とぼけたような、どこかに闇を孕んだような明るさ。
丸くて柔らかくて、ちょっとドロっとした音。
最高に心地良いです。
買おうと思ったときには国内盤はとっくに売り切れてたのでこれは輸入盤。


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最高が過ぎるアメフトの2nd。
インディーショップ限定オレンジヴァイナル。
名古屋のStiffSlackさんから通販で購入。
1stと合わせていいから聴けと誰かれ構わず押し付けたい作品生涯1位。
180g重量盤というやつを初めて手に入れたのがこれでしたね。
ターンテーブルに置く時の「ゴトッ」って感触がたまらんすね。
しかしこれ、落っことして傷入れちゃったんすよ…(泣)
通常版イエローヴァイナルを新たに買おうかとマジで検討してます…


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往年のジャパメタ。
メタルというジャンルは何でか個人的にはCDというイメージが強く
(レコードにメタルというイメージが薄いというのが正しいか)
レコードでメタルを聴くという行為には特に新鮮さを感じます。
今も現役のバンドですけど、やっぱり若い頃の脂の乗った時期には
どうやっても敵わない無敵感ってのがありますね。


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この辺のゾーンも積極的に手に入れていきたい。
安くないと買う気しませんけど(笑)
特に聖飢魔IIとかCDだと中古でも高いですからね。
ジェイル大橋のギター最高や。


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日本が誇る音の求道者。
CDになった時その音質に大いに落胆したとの逸話もある
山下達郎の作品は可能な限りアナログで手に入れていきたい。
とりあえず伝説のカッティングとクリスマスソングの王者は手に入れた。
次は「BOMBER」収録の「GO AHEAD!」あたりが欲しいすね…


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今んとこの一番の新入りはこれです。
BECKの新譜「COLORS」。
これマジ最高すよね。踊れすぎてヤバい。
朝はこれ聴いてエンジンかけます。


てなわけで、手持ちの紹介少々させて頂きました。
これから手に入れていきたいのはまずはOwenとか。
最低でも「L'ami du peuple」は必ず買いたい。
あとはTORTOISE「TNT」とかBECK「Odelay」とか
DEAD END「DEAD LINE」とか…
改めて「音楽を聴く」楽しみを再認識させてくれたレコードに感謝。


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2017.10.14

昭和のステレオ

お久しぶりです。
Facebookではご紹介していたものの、こちらで紹介するのを忘れていた
我が家のとあるインテリアについて書こうかと思います。

2年前に今の家に越してきてから、暫くの間
俺んちにはテレビの台がありませんでした。
引っ越してすぐに昭和っぽいテーブルとソファーを買ってしまったので
それにマッチするテレビ台が何かないものか?と悩んでいたのです。
ニトリで売ってるようないわゆる普通のテレビ台なんて買いたくないし
かと言って何が思い浮かぶわけでもなく
仕方なくただの収納箱を並べてみたり、
ヤフオクで落としたELKのボーカルアンプ(部品取りに使った)に
乗せてみたりしていたのですが
ある日思いついたのが、昭和のステレオ。
四本脚の付いてるタイプ。
そういうのなら今ある家具にもぴったりだし、
折しも実家が引っ越しを控えており、
行き場を失いかけていた親父のレコードコレクションが大量にあったので
それを頂いてきて、あとはレコードの聴けるステレオがあれば
俺んちの音楽アーカイブが一気に拡充するじゃん!
という野望の元、早速ヤフオクでブツを探し、落札したのがこれ。


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SHARPのトロイカ525というモデル。
昭和45年頃の商品だそう。
こちらに詳細な画像があります。
落札額は忘れましたがたしか5000円もしなかったはず。
中にはレコードプレイヤーとトランジスタのAMラジオが仕込まれています。


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これを探すにあたって重要だったのは「前開き」であるということ。
検索していただくとお分かりかと思うんですが、
こういう昭和のステレオって上開きのタイプがかなり多いんですよ。
俺は上にテレビを乗せるために買うので、上開きでは使えない。
しかし前開きのタイプってかなり少なくて、
こんな良好なサイズ感で見つかったのは運が良かったなと思っています。

で、これ。
レコードOK、ラジオもOK、ウサミン ウサミン グルコサミン(幻聴)
という触れ込みで出品されており
実際に動作はしたのですが、
実家から頂いてきたレコードをかけてみると、何か音程が低い…
改めて今調べてみると、西日本と東日本では電力の周波数の違いがあり
これは西日本用の商品なのでこっちで使うには部品交換が必要らしいのですが
購入当時はモーターか何かがヘタってて回転数が落ちてるのかな?
と考え、近所のオーディオショップに相談してみたものの
法外な値段がかかるとのことで、
治ったところで大した音にもならんことが分かりきっているものに
そこまで金をかけるのもムダなので、
結局レコードプレイヤーは安いのを新たに買いました(笑)
そんなこんなで、このステレオはただのバカでかいAMラジオとしてのみ
我が家で機能しております。
しかし、これで聴く野球中継とか妙に味があって良いものです。

で、さらにこれでやってみたいことがありまして
最近ようやくそれを実行に移しました。
現在、これの中はこんな感じになってます。


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使えないレコードプレイヤーは取っ払ってしまって、
開いた穴はホーマックで板を買ってきて塞いで
そこに新たにブルーレイプレイヤーを仕込む。
(隣りにある白いのは録画用のハードディスク)
70年代のステレオを開いたら、現代のブルーレイプレイヤーが入ってる。
このミスマッチがやりたかったんですよ!!


au60back2.jpg


このステレオ、レコードスペースの後ろの板には穴が開いていて
そこからブルーレイプレイヤーのケーブルを通しているのですが、
これはもともと奥行きが浅くてLPレコードが入り切らないため
レコードをちょっとはみ出して入れられるように開けてある穴であり、
家電のケーブルを通すためのものではないのです。
レコードプレイヤーを外すことなんて想定していないから当然ですが。
それがちょうど渡りに船で上手くいってしまったという偶然。
こいつもまさか生まれて半世紀近く経ってこんな使い方されるなんて
思ってもみなかったでしょうね~。

そんなこんなで色々なことを経て、こいつは非常に愛着のある
我が家の重要アイテムとなっているわけです。
次回はこれと同時期に手に入れた親父のレコードコレクション及び
その後新たに購入したレコードの数々をご紹介しようかと思っております。
いい加減放置はせず早めに書くつもりです(笑)
では、また次回。


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