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2010.10.01

ジーンズの話

20101001211941.jpg

俺は何が嫌いかと言って、洋服のユーズド加工というのが一番嫌いなのです。

もちろんそこに情熱を注いでる企業があるのも知ってるし、
そういうニーズがあるのは否定しないしみんな買えばいいよと思いますが、
俺は嫌なんすわ。
特にジーンズなんかそうでしょうけど、
洋服の経年変化にはその人の人生が表れるわけです。
その人がどんな体型で、どんな仕事でどんな動きをしてきたか。
洋服の皺の一本一本にそれぞれのドラマが刻み込まれる。
加工物にはそのドラマがない。

というわけで、俺は新品でジーンズを買う時は
必ずリジッド(ノリ付き)の状態から履き込んで、
自分なりのジーンズを育て上げる事に情熱を注ぐわけです。

写真左が最近購入したLEVI'S VINTAGE CLOTHINGの501XX、1947年モデル。
ただ今育成中の若手です。
色落ちはその人の人生であるからして、変に気を使うのは本末転倒。
しかしやはりファッション的側面からすれば格好悪い色落ちは避けたい。
ジーンズの元来ワークウェアであるという本質から、まずは仕事でガンガン履き込む。
しかし膝だけ白く抜けてしまうのは格好悪いので、できるだけ膝をつかないように。
気を使いすぎることなく気を使い続ける。
それがジーンズ育成の楽しみ。

そして写真右は、いつ買ったかは覚えてませんがDENIMEの66タイプ。
DENIMEには今はどうだか知りませんが当時デニム地に2ランクあって、
最高級品は高くて買えなかったのでその1ランク下のモデルでしたが、
それでも気に入ってガンガン履き込んだものです。
それこそ買った当時は左のリーバイスみたいな色だったわけですが、
ここまで変化が出てくるわけです。並べてみると感慨深いですな~。
もうデニムが大分傷んでしまっているので半ば引退状態ですが、
それでも大切な一本です。

左ポケットに入れていた携帯の跡。
写真では見えませんが財布をずっと入れていたので破れてしまった右バックポケット。
大した人生ではないけれど、それでもたった一つの人生が刻まれてきた洋服。
実用性、ファッション性もさることながら、
こういうドラマ性が人をジーンズに惹き付けて止まないのでしょうな。

リーバイスはどんな仕上がりになるかな。
楽しみです。
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