2012.01.08

サービスシューズのマニアックな話 その2

いやね、だってあーた、
このご時世にレザーソールのUS NAVYサービスシューズのデッドストックが
実店舗で13,440円で買えるとこが全国にいくつある?って話でしょうよ。


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…はい、というわけでですね、
我らが超優良ヴィンテージストア「UNPLUGGED」の心意気に打たれて
またも我がコレクションに仲間入りしてしまったこちらの子。
そんな似たような革靴ばっか買ってどうすんだ!っつー…
はい、分かってます。病気なんです。
大体の人には分かんないですが、ちゃんと違いがあるんですよ。

まずディテール的なとこで言うと、
以前の記事で書いた「あまり好みではないタイプ」に属するのがお分かりかと思います。
なぜディテール的には好みではないのに買ってしまったのか?
そこにはいくつかの理由があります。

まず、ラストとサイズ感。
以前購入した黒のものはサイズが「8 1/2 D」。
日本人に親しみやすい表記で書くと「26.5cm、ちょい細め」という感じ。
基本27cmくらいが丁度良い標準的日本人足の俺には、
まあ履けるっちゃ履けるんだけどちょっとキツいという感じは否めなかったのです。
そこへ持ってきて今回のこれのサイズは「10 N」。
NはNarrowの略、要するに細めということ。
サイズ表記的には約28cmでちょっと大きめなのですが、
幅が狭いので結果ジャストサイズとなり
さらに全体的にシルエットが細身になって美しいのです。
ディテール面でのマイナスもカバーできるほどの良さがあるわけですな。

そして、官給品と民生品の違い。
軍モノのサービスシューズには大きく分けて二種類あり、
軍指定のシューメーカーが軍に直接納入したのが官給品。
んでそのシューメーカーが官給品と同じ製法を用いて
民間用に別途製造したのが民生品。
これまでに購入した黒と茶のものはどちらも民生品。
そして今回購入したものは官給品なのです。

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これがいわゆるミルスペックとかコントラクトナンバーとか呼ばれる、
ミリタリー製品の官給品特有の表記。
詳しい読み方はようわからんのですが、ALTAMA DELTA社というとこが
1975年の10月14日に作ったor納入した、というようなことが書かれているわけです。

やはりミリタリー好きを自称する身として、
民生品しか持っていないというのがどうも気に食わないのがまず一つ。
そして、もう一つ何より重要なのが品質面なのですが、
俺の持ってる民生品とショップで見かける官給品を見比べてみると
どうも俺のは作りが荒いように思えてしまうのです。
ステッチのピッチが荒かったりとか、革質が左右で結構違ったりとか。
やはり厳格なミルスペックのもと軍に納入される官給品と、
そういう縛りがやや薄れる(はずの)民生品では
多少品質の差が出るもんなのかも知れません。

そこへ持ってきて今回のこれ。
年代が古いということも手伝ってか、非常に品質がいいです。
きめ細かくしっかり弾力のあるレザー。
月型芯も踵にかなりしっかり沿う形で作られており、フィット感が非常に良い。
あと、サービスシューズではなかなか見られないこの仕様。

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アウトソールに、出し縫いの糸に沿って溝が掘られているのです。
こういう所からも丁寧な仕事が為されているのが分かります。

今回の靴は大きめなので
軍パンのような太めのパンツと合わせると最適だと思います。
以前の小さめのは細身のと合わせたりと、使い分けの幅が広がりました。
最終目標は'60s以前の官給品、ジャストサイズのデッドストック!
…年々数が減ってるだけに、いつ見つかるやら…

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