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2012.02.01

サービスシューズのマニアックな話 その3

……………



P1010473.jpg


えーとまあ、あれです。
また一足増えました。



引くわー。


こないだ買ったばっかなのにまた似たようなの増やすとかマジないわー。



という声が聞こえるようだ!
やめて、そんな目で見んといて!
古着の出会いは一期一会。
逃しちゃいけないタイミングというのがあるんすよ…。


あれは去る1月26日の仕事帰り。
地下歩行空間をぶらぶら歩きつつ、俺は相も変わらずサービスシューズの
掘り出し物探しに精を出しておりました。
携帯からGoogleに「サービスシューズ」と放り込んで
くまなくチェックするだけの簡単な作業。
そんなことを毎日のようにやっているので、
その時は検索範囲を「24時間以内」くらいにしたんだったと思います。
そして引っかかってきたとある古着屋のブログ記事。

http://ameblo.jp/flamingo-kichijyoji/day-20120125.html
(これから微妙なことも書くので直リンはしない)

60年代!デッドストック!ktkr!

60年代のデッドといえば俺がずっと探し求めていた一品…
前回のラストで「最終目標」として掲げていたのを覚えていらっしゃるでしょうか。
サイズも10Nなら前回のと一緒、全く問題なく履けるはず。


でも…
お高いんでしょう?


そう、問題はお値段。
ただでさえデッドストックは市場から枯渇しつつある現状、
ましてや相手は60年代。それなりの覚悟を持っておかねばなるまい。
いざ値段チェック。むう、9240円…ほら、やっぱ高いじゃ…



無題3



9240円て!!
倍の値段でもそうそう出てこねえっつーの!
安すぎて逆に怪しいわ!
これは即チェックを入れるしかあるまい…と、お電話。



「はいーフラミンゴ吉祥寺店○○ですー(おねいちゃんの声)」

「あの、ちょっとお尋ねしたいのですが、
25日のブログに掲載されているデッドストックのサービスシューズって
まだ在庫はございますでしょうか」

「えーと…、あ、はい、ございますよ」

「そうですか(マジか)
それでですね、もう一つお尋ねしたいのですが、
ミリタリーの靴だったら靴の内側にミルスペックっていって
何か表記があるはずなんですが、それを教えていただけないでしょうか」

「表記…ですか…
…えーと… 何も…書いてないですね」

「書いてない…ですか」

「ですね」



うん、あれだ。
この店のこの値段設定は、よっぽど商売っ気がないかあんま分かってないかの
どっちかだと思ったけど、どうやら後者のようだ。
ミルスペックのことを知ってるなら「消えかけてて読めないんですよ」とか
言ってくれてもおかしくないところだからです。
本当に何もないのかも知れない、と少しは思いましたが
これでもサービスシューズの画像を欲に任せてひたすら見まくってきた身、
デザインや形は間違いなくネイビーのサービスシューズだし、
ステッチの細かさなどから当時の官給品に間違いないと踏んで購入を決意。
しかし、一つ不安が…



「あの、そちら通販ってやってますでしょうか」

「通販やってないんですよー」



不安的中('A`)

やってねえのかよー…
せっかくのチャンスだったのによー…
これはやっぱあれか?
「おめーこないだ買ったばっかじゃねえかいい加減にしろ」っていう神様のお告げか?
そうなのか?
そういうことにしとくか?
そういうことにしときゃいいよな…金も減らないし…
うん、そうしよそうしよ…今回は縁がなかったのさ…

と、自分を納得させて諦めようとはしたんですけどね。
ていうか6割方諦めてはいたんですが、
やはり残りの4割がウズウズして治まりがつかんもんですから、
別にそのまんま流されてもいいや~ってなノリで
twitterにこんなつぶやきを乗っけてみました。



無題



しばらくしてどんなもんかな~と覗いてみると



無題2



持つべきもんは優しい後輩だと実感(ノд`)

しかし自分から言っといて何かすげえ申し訳なくなってきた。
何後輩に靴買わせて配送までさせようとしてんだ俺…
とはいえ他に手段もないし(諦めるという選択肢は消えました)
手を貸してくれるなら乗っかるっきゃない!
ということで、あじへい君にお願いしました。
(実は本郷君のリプは気づくのがあじへい君に頼んだ後だった…)

こんなワガママな先輩のお願いに神の速さで対応してくれた
あじへい君、改めてありがとうございました!
つーわけで、届いたのがこちら。

P1010474.jpg

ンフフフフ!うぃーねうぃーね!かっこうぃーね!
以前の記事で「ドツボ」なタイプとして紹介したタイプが
まさに俺の目の前にあるではないの!

P1010472.jpg

気になるミルスペックはやはりほとんど消えかけてました。
画像にコントラスト強めにかけてこんな感じ。
これでも極めて読みにくいですが、
D.J.LEAVENWORTH社の69年製であることが分かります。
D.J社はこの年代のサービスシューズではかなりの頻度で見られる
安心と信頼のメーカー。俺何気にこういう定番品持ってなかったんだよなぁ。

P1010475.jpg

ヒールもこの年代では定番のB.F.Goodrich製。
レトロなデザインがいいんですよね~。

以上のようにディテールは文句なし、
作りも非常にしっかりしてていいもんなんです…が…
やっぱ、安いもんには安いなりの理由がどっかにあるわけで…

P1010476.jpg

どうやら保管状況があまり良くなかったらしく、
レザーがかなり乾いてしまっていました。
一部には画像のようなクラックもできていました。
(あの店の値付けがこれも込みなのかどうかは分かりませんが…
ていうか、多分違いますが)

円山の靴修理店Ânonさんに相談したところ
(Ânonの秋濱さんは、元Watering Societyのやすさんとグループを
組んでいたりして、その周辺とは浅からぬ縁のあるお人なので
北大軽音出身の方は靴にトラブルが起きたら相談してみると吉かも。
別に北大軽音じゃなくてもいいんですがw)
M.モゥブレイのクリームナチュラーレがいいだろうということなので
入手して馴染ませてみました。

11120701.jpg

何かこれ、すげえっす。
栄養の塊を塗りつけている感じ。
馴染み方がすごくて、さすが高いだけあるなぁと思いました。
どうせ下ろすのは雪が溶けてからなので、
それまでじっくりこいつでレザーのコンディションを回復させていこうと思います。


とりあえず今回学んだことは、
60年代くらいならまだあるとこにはある(しかも安価で)ということと、
レザーものは目で見て買わないと痛い目に遭いかねないということ。
前回「最終目標」なんて言っちゃいましたが、
自分の中での価格と価値の折り合いがつくブツと出会ったら
また買っちゃうんだろうなぁ…なんて。


実はこれの前に何とも残念な出会いがあったのですが、
それはそのうち気が向いたら記事にすることにします。
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お久しです。
 しばらく話さない間に あんたってひとは・・・

しかし 結構状態の良い靴ですね!!

本来であれば60年代~70年代に米国の誰かに履き捨てられて終わる靴が 
今ナオキ氏の手元に来て 2012年の日本で再び履くことに 
 あるいは これだけの時間を掛けておろし立てられるとは
作り手のおっちゃんも考えないでしょうね(笑)。
Posted by allee at 2012.02.01 23:41 | 編集
お、お久しぶりっす。
新たな仕事場はどうですかい?

本当にねぇ。
ていうか当時の人はあくまで軍人向けに作ってたわけで
実質本位、奇をてらわないデザインで作った靴が
現代のファッション感覚で人気を得たりするんだから
面白いもんですなぁ。
Posted by なおき at 2012.02.02 20:24 | 編集
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