2012.08.21

RISING SUN ROCK FESTIVAL IN EZO 2012 後編

てなわけで後編、11~12日編でございます。
何せ観たのが多いのでダラダラ書いてたらこんなに日数が経ってしまった…
めっさ長いですがどうぞ。


11日は昼ごろにテントに到着、
その後多くの人がそうであったであろうプリプリからのスタートでした。

「バンドは戦隊ものであるべき」というようなことを
カリガリの青氏が言ってましたが、
プリプリを観ていると本当にその通りだなと実感。
要は、各々のキャラクターがしっかり立っているバンドは
観ていて楽しいということです。
とにかく、黒系のツナギにブーツ、サイドを編みこんだヘアースタイルの
中山加奈子の格好良さに俺悶絶。
ボーカルの岸谷さんはタンクトップにホットパンツで元気さをアピール、
ドラムの富田さんはTシャツでラフな感じに、
キーボの今野さんはロングドレスに水色の首飾りであくまで女性らしく、
ベースの渡辺さんは何つーか…普通でしたがw
それぞれの個性がキラキラ輝く様が素晴らしく、非常に楽しいステージでした。
誰もがノれる曲のクオリティは言わずもがな、
演奏や歌も終始安定していて良かったです。
今年限りの活動なのがもったいない!
まだまだやれるのになぁ~。

とか言いつつも、プリプリは途中で離脱してしまったのです。
みくまりビジュアル系担当の俺としてはやはりここで
RSRにやって来たガゼットのステージを観ないわけにはいかん。
というわけでアーステントへ。
客の入りはまあそこそこってとこでしょうか。
真ん中あたりで観ておりましたが、
俺より前は密度高めで俺より後ろは大分余裕があった感じ。
全体の印象として、何か雰囲気いいなぁと思いました。
ガゼ側にしてみりゃかなりアウェイな空間なわけですが、
そこで変に敵意剥き出しにするわけでも卑屈になるわけでもなく、
ありのままの自分たちを観て欲しいというバンドの態度がかなり好印象でした。
パフォーマンスも安定してましたし。
ガゼの演奏力や歌唱力ってアンチがやたら過小評価する傾向にありますが、
普通にCDでやってることを再現する程度の力はありますよ。当然だけど。
いわゆるあの「分かりやすいワルさ」が彼らの個性であり、
若い子にも受けるポイントなのでしょうが、
そこでの表現力の幅がちょっと狭い感じはしたかな。
メロディの癖とかも結構曲ごとに似通ってるし。
ともあれ、あの現場でできるパフォーマンスとしては
なかなか良い出来だったのではないでしょうか。

プリプリあたりからずっと怪しげだった空模様は
ガゼが終わったあたりではすっかり晴れ上がっておりました。
テントに戻ってビールを少し入れて、
ザーピーでも食いながらレインボーシャングリラにLITE観に行こうかな~と
ニセコピザの列に並んでいたあたりで、体調に異変が。

吐き気がしてきて、変な汗が止まらない。
野外とはいえその辺で吐くのはマナー違反と、フラフラしながらトイレに向かい
トイレでじーっと下を向いていたもののなかなか吐けず。
しゃがんでいたら少し楽になったので立ち上がると、
視界が急激にチカチカしだして自立できないような状態に。
トイレの壁に寄りかかりながら思い出しました。

そうだ、これは…
ちょうど一年前のビアガーデンと一緒だ…!

俺にとって、ビールと夏の日差しのコンボは天敵なのでした。
いかんぞ、こんなところで…
まだ二日目は始まったばかりなのに…
と、念じつつトイレから出てしゃがんでいたり、
トイレに帽子を忘れたのに気づいて戻ったりしていたら
かろうじて移動は出来る程度まで回復はしてきたので、
ポカリを購入して即投入し、レインボー前の敷き藁地帯でバッタリ。
結局LITEは外で聴くこととなりました。

寝ているうちに少し陽は陰り、風も涼しくなってきました。
ふと目を覚ますと、そこには石狩のおっきな青空が。


F1000216.jpg どこぞのカップルさん、勝手に撮っちゃってすみません


そこではっと気づきました。
RSRってこうあるべきだなぁと。
あれもこれも観たいと駆けずり回って、お祭り気分で飲み食いするよりも
石狩の大地に身を委ねて、そこで流れるいい音楽を自然に聴く。
フェスの空気に流されて自分を見失うより、
自分の時間軸を持った上でフェスの空気を取り入れることが大切だと。
もう大して若くないんだし。
折角RSRに来たんだから目一杯楽しまなきゃ、という意識が先走り過ぎていました。
そこから先、無理をするのはやめようと決めました。
自分らしくRSRを楽しむんだと。

そう思うと、ふとケーキが食べたくなりました。
やっぱ俺は、酒よりケーキの方が好きだ。
RSRでケーキ屋やったら意外と流行るんじゃねえの?
RSRでケーキ食いたい女子とかいると思いません?
しかしまあ製造の手間とか冷蔵設備の問題とかあるか。
なら手軽に作れそうなとこでパフェとか。
パフェ食いながらレッドスター観るとかいいと思うな~。
酒とかラーメンとかカレーとかばっかじゃなくてさ。
是非どなたかご検討を!

…とか言いつつザーピーは食ったんですけどね。
3切れもw

さて、しばらくレッドスター周辺をぶらついて
レッドスターカフェで爆弾ジョニーの人なんかを見つつ
時は流れて夕暮れに。
個人的目玉の一つ、フィッシュマンズの時間でございます。
もう、最高に贅沢なひとときでした。
何たってスタートから俺の大好きな「SEASON」ですもん。悶絶。
メンバー全員が各パートの、そして曲全体の、ひいては音楽そのものの
美味しいところを知り尽くしている。
原田郁子はもちろん、ドラムの茂木欣一のボーカルも一級品。
「まるで魚になった気分だよ まるで水槽の中の魚 まるで泳げない魚」
てな感じで、ず~っとユラユラしてました。
そんな気持ちのいい空間だっただけに、
「フィッシュマンズ大好き!超楽しみにしてた!!」的トークをしつつ
ず~っとフラッシュ炊いてリハ撮影しまくってたアホガキがいたのが惜しい。
そんだけ思い入れあるならちったぁ気ぃ遣えやボケ。

その後はテントに戻って小休止。
マキシマムザホルモンに行くという方も多い中、
俺はレッドスターフィールドのthe dayのステージへと向かいました。
the dayは仲井戸麗市と中村達也率いる新人(笑)バンド。
このRSRのステージがデビューライブだそうです。
思ったのは、このバンドのキモはKenKenだなと。
メンバーの年齢層は高めで、
基本的な音楽性は比較的オールドスクールなロックなのですが、
そこに仲井戸氏とは親子ほども年齢の違うKenKenが加わり、
モダンでバキバキのベースを鳴らすと不思議なケミストリーが生まれ、
「the dayの音楽」になる気がしました。
初ステージとは思えないグルーブに、会場は大盛り上がり。
後半にはSuperflyがゲストで参加し、RCサクセションの「スローバラード」を熱唱。
彼女の歌声は何つーか、メサブギーかディーゼルかって感じ。
物凄いパワーと伸びとキレ。
肝心の本人のステージは大いに不満だったらしいBUNさん亀さんも大満足。
「ベストアクトだった、ってTwitterに書いといてくれ」
とは仲井戸氏の弁。お茶目w

そのまま隣のレッドスターカフェに移動して、
STRAIGHTENERのひなっち主導企画「ひなたぼっこ」を鑑賞。
…したんですが、正直あんま印象に残ってない。
ゲストがやたらゴージャスだったのは覚えてるんだけど。
ひなっち弾きまくりのステージを期待してたので肩透かしだったってのもありますが。

その後レッドスター横の台湾ラーメンで腹拵えをし、
以前からちゃんと観たいと思っていたROVOを鑑賞。
音出しの時点でもうツインドラムがヤバいグルーブを繰り出しておりましたが、
本番はそれ以上にヤバかった…。
ミニマルに繰り出されるビートにバイオリンの残響音が加わり強制トリップ。
結局半分寝ながら聴いておりました。
あれはちゃんと観ようと思って観るもんじゃないすね。
感じて踊って、寝たくなったら寝て。
実にフェス向けの音楽だなぁと思いました。

その後はテントに戻ったんだか戻ってないんだか
深夜の意識混濁具合でよく覚えてはおりませんが、
流石に冷え込んできたのでカフェラテなんかを投入しつつ
ブラブラ歩いてボヘミアンガーデンへ。
お目当ては向井秀徳アコエレ&OUTSIDE YOSHINO。
今回のRSRではこれが初めてのボヘミアンは、
敷き藁いっぱいで実に居心地のよさそうな空間。この時間帯にうってつけ。
吉野氏のボヤキ混じりの音出しの後、一升瓶持って向井氏登場。
向井氏の一曲目何だったっけ。「SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE」かな。
吉野氏は「夜明けの歌」だったはず。
仲が良いことで知られるお二人ですが、表現方法は実に対照的。
アブストラクトな情景を断片的に描き出す向井氏。
ストレートなメッセージを朴訥に紡ぎだす吉野氏。
映画と文学の違いとでも言いましょうか。
星も見えない、限りなく黒に近いグレーの空に溶け込む歌とギター。
自分もその空に吸い込まれて一つになってしまいそうな非現実感。
いつしか意識は遠のき…
要は、これも半分寝ながら聴いてたってことです。
しかし流石にこの時間帯に座って寝てると地面にどんどん体温を奪われる。
ミネストローネをすすりながら、最後のサンステへ。

エレカシのステージは流石の貫禄といった感じでした。
ツインギターに宮本氏のギターも合わせて実質トリプルギターの分厚いサウンドと、
それすらも圧倒するほどのボーカルのパワー。
「ロックとは何ぞや」とか議論してる人を、
「この声こそがロックだ」の一言で黙らせることができそうなほど。
セットリストも流石にフェスをよく知っている感じで、
みんなが歌える代表曲を要所要所にきっちり入れて、
さらに日の出の時間に合わせて「good morning」を配置する周到ぶり。
(実際は前回の写真の通りだったのだけど、この曲の辺りが一番朝焼けが綺麗だった)
「ガストロンジャー」のやりたい放題振りには爆笑しましたw
アンコールはお馴染み「俺たちの明日」。
「さあ、がんばろうぜ」という歌詞は、このRSRに沢山の力を貰い
また明日に(人によっては今日に)向かっていく我々へのメッセージとして
何と相応しい言葉であることか。
(そしてこの後のテント組のお片づけについても…)
そんなわけで、今年はエレカシが最後を見事に締めくくって
お開きと相成ったわけでございます。

いやー、満足でした。
観たアクトで良くなかったものは一つも無かったし、
食べ物も毎年ながら美味しかったし。
これまでフェスと縁遠かったV系勢が少しずつ参入してきたのも良かった。
まあ住み分けってありますから、それをどんどん増やせとは言いませんが
様々な音楽好きの集まるRSRですから、従来のロックフェスの規範に囚われず
色んな所にオファーをしてみて欲しいもんであります。
個人的にはメタル分をもうちょっと摂取したいところ。LOUDNESSも出たんだし。
OUTRAGEとかいいんじゃないですかね?
前の方で観る気はしませんけどね…w
てなわけで、また来年!

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