2014.03.19

足喜び

って書いてあったんですよ、セカイモンの商品ページに。
あそこ直訳ですからね。


IMG_1455.jpg


このインソックを見ただけで全てを察してしまうシューホリックのあンたッ!!


etn.jpg


エレクチオンが治まらないハズ。
ってなわけで、続きは以下。



先日のFrench Shrinerのキャンセルメールが届き、
アナトミカでシャツを買ったその日の夜(だったかな)。

物欲を発散したつもりではいても、
やはり靴の欲は靴でしか満たされない…という悶々とした思いを抱えつつ
性懲りも無くebayウォッチをしていると、丁度そのタイミングで
とある出品者が大量にヴィンテージシューズを放出していたのです。


$_57 (4) $_57wn.jpg
$_57 (7) $_57 (6)
$_57 (3) French Shrinerのこんなスペシャルも


ゴチャゴチャ散らかりつつも、金持ってんなーということが如実に伝わる背景。
そしてずらりと並ぶ驚愕のスペシャルの数々。
これは…
かの有名な、
泣く子も黙る、
あの、

Angry Video Game Nerd!?


avgn-BIRD.jpg





ではなく

Vintage Shoes Addict
の中の人ではないですか!

http://vintageshoesaddict.com/

ここは最近、銀座シューケアマイスターのいつぞやのブログで
紹介されていて知ったサイトです。
100足以上を所持するという物凄いヴィンテージシューズコレクターながら、
そのコレクションを少しずつ販売もしているようです。
その販売のタイミングに丁度ぶつかったという訳ですね。

本当のスペシャルアイテム、恐らくこの人の中での一軍クラスの靴は
3万とか5万とかそれ以上で即決で売りに出されていたのですが
若干年代が新しめ、ユーズド等の二軍…っちゃ語弊がありますが
そんな感じの靴に関しては、安価な値段からのオークション形式のものも
少ないながらに出ていました。

この人、エキゾチックレザーとスペクテイターシューズを
こよなく愛する人のようで、
日本人の普段使いにはちょっとなー…という靴が多い中で
サイズと値段を見つつリストをつらつらと見ていくと…


$(KGrHqVHJDcFIzVkQY4-BSScMg3mK!~~60_57


「いィ~の、あるやないけェ~~~…」

今回のこいつを見つけたわけです。
古き良き時代のFootJoy。
冒頭で上げたインソックの画像、この旧ロゴはなかなか出ない。
サイズは9D、ジャスト俺サイズ。
(ていうか最近はちゃんと学んで、ほぼこのサイズしか探してない)
デザインも所有していないフルブローグ。
傷心の俺に天が与え給うた僥倖!

とはいえですね、
俺もそれなりに買い物の経験は積んできているので
ここでちょっと冷静になって。
シャツも買ってるし、確実に落とすまで粘ったりする気はない。
50ドルくらいからのスタートだったんですが、
これにいくらまで出せるのか?と考えた時に
確かにレアなんだけどスーパーヴィンテージって程でもないし、
落札金額に加えてセカイモンの手数料、送料、関税やら何やら上乗せされるから
まあ出せて100ドルまでだな…ということで
100ドル入れて、経過を待つことに。

翌日。
メールが届きました。

『最高入札額更新のお知らせ』

「ああ~、やっぱりね…」

俺より高値で入札した人が現れたと。
まあ市場価格で見りゃ当然だわなぁ。
アメリカ国内なら諸経費も安いわけだし。
当然これ以降も入札があって、値段も吊り上がっていくだろう。
そうなってくりゃまあこれは、俺には縁のない代物だったってことだわな。
諦めて次の獲物探すか…
と決意。
したんですよ、本当に。
(同時期にこんなスペシャルWeyenbergが出ていたので
そっちに興味を惹かれていたというのもある…
あ、そっちはさっさと誰かが落札していきました)

そしてオークション最終日、終了直前の朝8時。
諦めてはいたものの、結局いくら位付いたのかな…と覗いてみると

アイエエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?
現在の価格が100ドルを下回ってるじゃねえのー!!
何か入札数も減ってるし!
最高額が100ドルを越えてたのは確かに見た。
つーことは出品者が入札者を削除したか何かか?
でも何かまだ「あなたの入札額は最高ではありません」って書いてあるし!
訳分かんねえぞ…
と、戸惑っているうちにオークションは終了。
結局96ドル(9,864円)で落札成功と相成りました。
落とす気失せてただけに、
喜んでいいんだかそうでもないんだか微妙なテンションに。
もちろん嬉しいんですけどね。

FootJoyの歴史はこちらをご覧あれ。
昔から現在に至るまでゴルフシューズで名を馳せてきたメーカーで
今はもうゴルフ用品専門メーカーになっているようですが、
往年のドレスシューズの評価はマニアの間ではなまら高いです。
シューホリックさん達の集うイベントとかがあったら
これ以前の年代のFootJoyとか履いてけばどこ行っても
俄然注目を集めること請け合い(どうでもいいですね)

それから2週間ほどで日本の我が家へ到着。
名のあるコレクターの持ち物だったんだから
さぞや保管状況も良好だろうと踏んでいたのですが
意外と普通の古着屋店頭レベルだったので、
例によってデリケートクリームと乳化性クリームを入れてこんな感じに。


P1010131.jpg P1010127.jpg


オオゥ…イッツファッキンビューリフォー…

ラストがめちゃくちゃ美しいです。
アメリカ靴ってどっちかと言えば履き心地重視で、
美意識みたいなもんはヨーロッパの靴の方が…みたいな固定観念は
こういうの見たらひっくり返されるでしょうよ。
ていうか、アメリカ独自の美意識って感じかな。機能美というか。
華美すぎず、足本来の形を最大限にアップデートする感じ。


P1010132.jpg P1010120.jpg


このトップビューがたまらんでしょ?
スペードソールの面影を残したボールジョイントの張り出し。
かーらーのー絶妙な角度でスッと伸びるトゥ。
履いた時に自分から見えるシルエットの美しさは現状手持ちイチかも。
アガります。
アニキなんかもすごく綺麗な形なんですが、あっちはEウィズなので
このシュッとした感じはちょっと望めないのです。
履いてる写真の羽根の閉まり具合あたりから、
フィット感も良好であることがお分かり頂けるかと。


P1010129.jpg


ソールも綺麗です。
出し縫い細かいっすよー。


IMG_1453.jpg


最近俺がヴィンテージシューズを選ぶ際に
つとに重視しているのが革質なんですが、
今回のこれに関しては「まあ、悪かない」程度かなと。
それなりのムッチリ感はありつつも、
往年の本当に良質な革と比較すると若干見劣りするのは否めないところ。
アニキクラスの別格ゾーンを知ってしまっているので…
いくら何でもその辺と比較するのは酷だと分かってはいるのですが…。

今回のこれ、気になるのは製造年代ですが
SUPER8SHOESさんでつい先日販売されていた
これとほぼ同年代じゃないかと。
ヒールの釘打ちやフルレザーライニングの仕様などは同一、
ラストも多分一緒…かな?若干俺のがトゥが長いか?
アッパーのレザーのカッティングやダブルステッチなど
若干ですがこっちの方が豪華な感じもありますが…w
60~70年代って書いてますけど
希望としては60年代だなー。
今回の出品者は「~early 60s」って書いてたし…
しかしながら、このインソックのロゴに関しては謎が多いところで
Classic Shoes for MenでFootJoyの靴見てみると、
結構幅広い年代で使われてるんですね。
古くは50年代から、中には80年代と書かれてるものもあり…
70年代には既に、比較的よく見るこのダサいロゴが使われているので


MVC-017L_61.jpg


70~80年代あたりはロゴが混在していたのか、
あるいは価格帯などで使い分けていたのか、
はたまたカスタムオーダーとかであえて使う人がいたのか、
単にClassic Shoes for Menの表記or調査ミスなのか。
情報提供お待ちしております。

セカイモンの利用自体は初めてではなく、
イギリスからブリティッシュアーミーのゴアテックスパーカーを
購入したことはあるのですが、
アメリカからの革靴の購入は今回が初。
トータルの経費はこんな感じに。

商品総額 US 96.0 ドル(約9864円)
セカイモン手数料総額 US 14.4 ドル(約1479円)
米国内配送料 US 15.0 ドル(約1541円)
米国内消費税 US 0.0 ドル(約0円)
米国→日本/国際配送料(燃油サーチャージ、保険料込み) 2613円
関税 4300円
消費税 500円
────────────────────────────────────────
合計 20297円

結局諸々で落札額の倍以上になっちまったw
やっぱ関税の高さがネックですね…
とはいえ、日本での流通価格が大体上記の同年代のものと同じ位と考えれば
一応お買い得だったと言える…のかな?
これからはよく考えて利用しないとだな…。

基本的に保守的な人間なので、定番は変わらず好きなのですが
今回のFootJoyのような通好みのアイテムも
(前回落とせなかったFrench Shrinerなんかもそうですが)
これからは視野を広げて探していくことになると思います。
それなりに良い物は集まってきたので、以前ほどはガッつかず、
サイズ、状態を厳選して。
皆さんがお持ちのレア靴なんかも、是非俺に自慢して下さると嬉しいです。

関連記事
スポンサーサイト
この記事へのトラックバックURL
http://naokisan.blog55.fc2.com/tb.php/454-c8debbfb
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
なおきさん、こんにちは。

無事到着して良かったですね。ソールの形状、ヒールの釘打ち等を見ると60年代だと思います。

60年代はFREEMAN,WEYENBERG等もいいですね。特にWEYENBERGは米古靴の魅力が満載されている気がします。

70年代以降の靴もまた違った魅力があり、COLE-HAANやSEBAGOなども中々いいですよ。ジーンズもXXだけじゃつまらないですから。

Posted by TOORI at 2014.03.20 12:55 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Posted by at 2014.03.20 19:19 | 編集
>TOORIさん
いつもコメントありがとうございます。
やっぱりこれ60年代くらいですよね。
俺が古いドレスシューズに興味を持ち始めた頃に初めて古着屋さんに薦められて購入したのがWEYENBERGのモンクストラップでした。
当時はよく分からず買ってしまったものの、サイズが9Cでキツく、現在の自分の好みとも合わないため結局あまり履いていないので近々手放す予定ですが、俺の古靴への入り口となったメーカーなので思い入れがあります。いずれいいのを手に入れたいですね。
http://www.t-8intl.com/dress/dress1169.html
こんなんとか最高ですよね…
70年代以降は所持している中ではインペリアル系がそうですが、その辺りはまだ手を出していませんね。
今はまだもっと昔の良い物を知っていきたい段階ですが、いずれはその辺も勉強していきたいと思います。

>ヨシカズさん
初めまして。コメントありがとうございます!
eBayでの直接取引は非常に興味があるところで、今のところはハードルが高く感じ手を出していませんが、次辺りから諸々のガイドを頼りにちょっと頑張ってみようかなと考えております。
しかし直接取引だと関税がかからないというのは、私が調べた限りでは確実には言い切れないようです。
「GIFT」扱いだと関税チェックを逃れられることもあるとか、その他運送業者や運次第で関税がかからないこともあるようですが、基本的には革靴だとどんな価格でも関税がかかるようです。
まあ、かからない可能性があるなら直接取引に賭けてみるのもアリですよね。
送料も余分にかからないですし…。
Posted by なおき at 2014.03.20 23:20 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Posted by at 2014.03.21 06:19 | 編集
なるほどー、建前と実情の違いってやつですかね。
情報ありがとうございます。
今度機会があれば利用してみるつもりです。
Posted by なおき at 2014.03.21 22:25 | 編集
管理者にだけ表示を許可する