2014.06.23

ビー子の生年は?

先日購入したシボ革ウイングチップ、
Varsityかと思っていたらeuropeanblendさんのご指摘により
「Beacon」というモデルである可能性が高まってきました。

http://shop.madeinworld.co.jp/archives/7878

これと同じモデルであるはずなので。

というわけで「ビー子」と命名されたうちの子ですが
rossimaniaさんとこのコメント欄で出ていた海外フォーラムのスレで
お仲間が紹介されていたのですよ。

http://forums.filmnoirbuff.com/viewtopic.php?id=12025&p=1


IMG_3150.jpg IMG_3152.jpg IMG_3154.jpg


古靴好きならご存知の人も多いであろう
Vintage Shoes Addictさんの所有物なのですが、
それに添えられていたコメントが興味深いところで。

"Finally the late 1950's (or very early 1960's)
light tan Buffalo hide pair.
Also note the derby is tucked under the longwing.
I believe the uppers were still hand-done with these.
It is more difficult to line those 2 pieces of leather up
correctly on a machine.
Note that the "Modern" version has no tuck-in and is a
100% machine made shoe."

バッファロー革ってのもホントかよってとこなのですが
問題は年代。
50年代後半~60年代初頭って書いてるんですよね。

改めてうちの子のライナー表記を載せますが


IMG_1736.jpg


この情報を参考にすれば59年製ということになります。

けど、俺もVSAさんの情報を全て鵜呑みにするわけではないし
6桁の数字とか、Made In Worldさんとこのに写ってる箱とか
手がかりはいくつかあるので、皆さんの知恵をお貸し頂きたいところです。
69年か、59年か。
もちろん古ければ嬉しいんですがw
んで、このBeaconのデザインはVarsityと全く同じであり
Varsityの出ている広告は大体60年代半ばくらいなので、
仮に59年製ならBeaconはVarsityの前身ではないかという考えも
浮かんでくるのですが…。
まあこの辺は答えの出しようもないんですけどね。


<追記>
…と書いたところで、この色、所謂「Golden Harvest」に
似てるなぁということに気づいてしまいました…。
もしこれがGolden Harvestであれば
確か50年代にはそのカラバリはないため、
69年である可能性が極めて高くなってきますが…。

<さらに追記>
69年の新聞広告に黒と茶のバリエーションがありました。
どうやら69年確定でございます。お騒がせ致しました。

http://news.google.com/newspapers?nid=1298&dat=19691126&id=LjVWAAAAIBAJ&sjid=_OcDAAAAIBAJ&pg=1304,4002661

またここに色々なKenmoorが載っていますが、
一番上のは恐らくVarsityと同型のレギュラーであると思われ、
少なくとも69年にはVarsityという名前から
「The Kenmoor」に切り替わっていたものと思われます。
Beaconはそれよりちょっとだけ高いモデルだったようです。
ちなみに黒は「Black Walnut Calf」、
俺の持ってるムラのある茶は「Burnished Copper Calf」
という呼び名になるみたいです。
「つやのある銅」ってことは俺の抱いた「ブロンズ像」ってイメージは
まさにその通りだったわけですね。
今回の記事のGolden Harvestっぽい色はその後か?
しかしこれ、年代も違えばバッファローでもねぇじゃん。
VSAさんも結構いい加減だなー。

関連記事
スポンサーサイト

この記事へのトラックバックURL
http://naokisan.blog55.fc2.com/tb.php/466-93aa08e1
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
なおきさんこんにちは。

アメリカ古靴の年代判定については、かなりいい加減な情報が出回っていると思います。
eBayやヤフオクで定期的に出品しているセミプロみたいな方達も相当いい加減なことがあります(笑)。

それに比べると日本の老舗の古着屋さんは正確なことが多い気がします。

そして、一番正確なのは、最近盛り上がってきているブロガーの方達周辺なのは間違いないです!!

Posted by Mi at 2014.06.23 12:39 | 編集
なおきさんこんにちは
先日の記事といい、やはりVSAさんは日本人の細かさとはちょっと違うんですかね(^^;
皆さんのコメントにも感謝です。

ところで私は年月(というより「月年」?)といわれる二桁の刻印されていないFlorsheim Imperialを持っているのですが、雰囲気的には60年代なのかと思っていましたが、そもそも50年代にはスタンプは始まっているんでしょうか?
押し間違い疑惑の靴も話題になっていましたので、押し忘れというのもあるのでしょうかねぇ・・・
Posted by Tim at 2014.06.23 19:05 | 編集
>Miさん
コメントありがとうございます。
もう俺もオクにおいて出品者の出してる情報は一切…って程でもないですがほとんど信じないですね。自分周辺のブロガーさん達の持ってる情報の方がよっぽど信用できますから。
それでも、より古いものかも知れないという情報があると胸がときめいてしまうのは、古靴好きの悲しい性なのでございます…(笑)

>Timさん
コメントありがとうございます。
VSAさんのコレクションは本当に凄くて見応えあるんですけど、知識はちょいちょい怪しいとこはありますよね。ストームウェルトの採用時期とか興味深い話はあったんですけど。
そしてそのインペリアル、是非見てみたいです。Timさんもブログやりましょうよ(笑)あるいはもし何か自分の場所をお持ちなら教えて頂きたいです。
年号スタンプに関しては今とある方が重要な情報をまとめて下さってますが、現状公開されるかは未定なようです。まあTimさんあたりには読めるようにはして頂けるとは思うのですが…。
Posted by なおき at 2014.06.23 21:47 | 編集
なおきさん

>もう俺もオクにおいて出品者の出してる情報は一切…って程でもないですがほとんど信じないです

中にはひどいのがありますからね(^^ゞ
しかも必ずと言って良いほど古めに間違える。人情としては分かりますが。
個人が自分の持ち物について何を言おうと基本自由ですが、オクはお金が絡んでいますからね。リーバイスのビンテージで同じことをしたら返金事案でしょうけど、靴はそこまで年代特定が進んでないですから。まあ、だからこそ面白いんですけど。

>VSAさんのコレクションは本当に凄くて見応えあるんですけ>ど、知識はちょいちょい怪しいとこはありますよね。

あちらの人はその辺おおらかですよね。というか私たち日本人が細かすぎるのかもしれません(^^ゞ

なおきさんがおっしゃてたハンドソーンについてですが、
日本では既に大正時代にはグッドイヤー式製靴機械を輸入し
大量生産を始めてたようです。
http://www.shoe-collection.jp/otsuka/about.htm

日本ですら1910年代には手縫いを止めてるわけですから、
それより遥かに規模の大きかったはずのフローシャイムが
50年代途中までハンドソーンなんて有り得ないと思います。
まあ、超VIPにはビスポークしてたかもしれませんけど。
Posted by europeanblend at 2014.06.25 14:28 | 編集
>europeanblendさん
コメントありがとうございます。
ハンドソーンについて、europeanblendさんにそう言って頂けると自信が持てますね。
ノーザンプトンの老舗の高級ラインとかならまだしも、合理性の国アメリカにおいて、グッドイヤーという製法があるなら採用しないわけがないんですよ。
ヤフオクにもひどい人がいて、出してる靴はなかなか良いものなのに、「出し縫いの感じからしてグッドイヤーではなくハンドソーンだと思います」とか言ってて、おめぇ一遍グッドイヤーとハンドソーンググって出直してこいやって言いたくなるんですよ。
そんな訳で、アメリカ靴においてハンドソーンというワードが出ると、つい一言挟まずにはいられないんですよねー。
大塚の昔の靴とか見てみたいですよね。
大塚といえば、ジョンマーの大塚製のトラディショナルラインはハンドソーンみたいですね。しかもアメリカ製グッドイヤーのクラウンアリストクラフトよりずっと安いという。
今ジョンマー買うならトラディショナルがいいのかも。
Posted by なおき at 2014.06.25 20:26 | 編集
なおきさんお返事ありがとうございます。
フローシャイムをアップしたい一心で、ブログを借りてみました。
70年代と思われる一般的なフローシャイム・インペリアルと比較してみました。
ご覧いただければ幸いです・・・

http://tim-exploration.blogspot.jp/

大塚製靴さんのJ&Mはハンドソーン(9分仕立て)であると百貨店の方が仰っていました。

そういえば、60年代ぐらいにベヴェルド・ウェストっぽいJ&M(Hand Made)がありますが、あれもやっぱりグッドイヤーなんでしょうかね・・・?
そもそもベヴェルド・ウエストかどうか・・・所有していないので何ともいえないのですが、なかなか出てきませんね。。
Posted by Tim at 2014.06.26 04:39 | 編集
>Timさん
ブログ開設おめでとうございます!
早速コメントさせて頂きましたので御覧下さい。

ジョンマーのハンドメイドは相当特別な仕様っぽいので、ハンドソーンの可能性は無きにしもあらずですね。外から見ただけじゃ分からないので何とも言えませんが…
ここはひとつ、HAND MADEをお持ちのeuropeanblendさんの意見も伺いたいところです(笑)

http://i163.photobucket.com/albums/t290/greekgeeks/handmades/IMG_0130.jpg

こういうのはいわゆるベベルドウエストってやつでしょうね。
ベベルドウエストは見た目の仕様なので、ベベルドだと思ったらベベルドでいいんだと思います(笑)
Posted by なおき at 2014.06.26 10:36 | 編集
何か呼ぶ声が聞こえた気がする(・・||||r

私の手書きJ&Mですが、一足には HAND MADEと入っているものの、もう1足には特に刻印がないので、こっちは単なるセミオーダーかもしれません。質としては同等に見えますが。

ジョンマーのハンドメイドラインについてはここに割と詳しく出てますね。
http://www.styleforum.net/t/7056/j-m-handmade-shoes

1970年でも1999年当時でもアリストクラフトの4倍くらいの値段、とありますので一応ハンドの部分は多かったのではないかと。1000$ですし。

九分と言えば、シップスさんもこんなの出してますね。

http://www.shipsmag.jp/2013autumn/article.php?no=25

あとボナフェ御大が「ハンドソーン」の濫用について苦言を述べられてます。

http://www.fashionsnap.com/the-posts/2014-01-19/enzobonafe/

Posted by europeanblend at 2014.06.26 15:06 | 編集
>europeanblendさん
もし今もあれば1200~1300ドルとかって書いてますね。それが日本に来れば関税もあるだろうからもっと上がるとなるとジョンロブ並ですか。70年代くらいの品質なら新品でそれくらいでもおかしくはないですけど…。

ボナフェさんそう言ってますが、真面目な日本人が、オークションとかならともかくショップでハンドソーンでないものをハンドソーンと騙ったりしますかねぇ。
ところで、うちにある「最高級靴読本3」でボナフェの靴見たら結構な割合でグッドイヤーって書かれてるんですが、これはハンドソーンの技術を守り続けてるというだけで、ハンドソーンしかやらないわけではないという解釈でいいんでしょうかね(笑)
Posted by なおき at 2014.06.26 22:06 | 編集
なおきさんコメントまでありがとうございました!

J&MのHand Madeの話のとき、私も europeanblend さん!と思っていました。
というかeuropeanblend さんのJ&M Hand Madeの項を見返していました。

たしかに最近ハンドソーンでも作りやアッパーの革質が全然良くないものも多く見ますね。。
何を隠そう「ガラス・レザーのハンドソーン・ウェルテッドの靴」を雨用に履いている私です(笑)。

そして、タグに「ハンドソーン」と書いていながら、中敷にGoodyearと書いてあるボナフェを私も最近、某靴店で見ました。
ボナフェに別注しているぐらいの情熱あるお店なのに(店名も書いてある)、そういうのを見落とすのだろうか?本当は何かあるのだろうか?と不思議でしたが、お店の方にはきけずじまいでした。
今度きいてみようかと思います。
Posted by Tim at 2014.06.26 23:48 | 編集
確かボナフェさんとこはグッドイヤー・アマーノだったはずです。多分、職人的に見て日本の多くのハンドソーンは、ハンドソーンと呼べるこだわりをもっていない、と言いたいんじゃないでしょうかね。
Posted by europeanblend at 2014.06.26 23:53 | 編集
>Timさん
何か意外と自分が思うほど高級な仕様でもないんでしょうかね。
まあ加工革と言ってもチャーチのブックバインダーとかもありますし、ポリシー持って使ってるとこもあるのかも知れませんが。

>europeanblendさん
グッドイヤー・アマーノ調べてみましたが、これは初耳でした!勉強になりました。イタリアにおけるグッドイヤーは一般的なグッドイヤーではないと…何がなんだか(笑)
確かに日本のハンドソーンって「どや、ハンドソーンやで」って言いたいだけの感もありますね。「何故ハンドソーンなのか」考えた上でやってるのか?って話なのかも知れませんね。
Posted by なおき at 2014.06.27 00:07 | 編集
europeanblendさん
グッドイヤー・アマーノ!そういうことだったんですね。勉強になりました…。たしかに日本でいうと9分仕立てのハンドソーンになるんでしょうね。。流石、お店で聞く前に解決してしまいました。ありがとうございますm(._.)m

なおきさん
ハンドソーン・ウェルテッドは、日本の分類ならリブが無い構造でそこが手縫いなら名乗れるだけで、今だとそれを逆に利用して、europeanblendさんの紹介されたボナフェさんの苦言にあるように、中身が伴っていないものも多いのかもしれませんね。。
Posted by Tim at 2014.06.27 14:28 | 編集
ナオキさん、お久し振りです。
既にご覧になられているかもしれませんが・・・

V-cleatさんの1969年カタログにビー子(31836)が載っていますね。
http://vcleat.com/florsheim-shoe-catalog-fall-1969-part-2/


どうやらこれもケン・・・
バーシティのシボ革バージョンですが、そうなるとBeaconとの違いは何だ??となってきますね^^;

Posted by tomojin329 at 2017.01.09 14:58 | 編集
>tomojin329さん
お久しぶりです!
お返事遅れてしまって申し訳ありません。
非常に興味深い資料をありがとうございます!
その下の方にそのものずばり「THE BEACON 21746・31786」というのが紹介されているようですが、一番大きな違いはラバーヒールであるということですね。カーフの質感も微妙に違う気がしますが…
しかし本当にケンムールって名前多いですね(笑)
何かと曖昧なこの辺の年代のモデルが色々明らかになった気がします。
Posted by なおき at 2017.01.26 16:33 | 編集
管理者にだけ表示を許可する