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2016.03.16

Sugiにまつわるよもやま話 その2 ~オーダーのコンセプトについて~

さて、今回は俺が自分のオリジナルモデルを制作してもらうにあたり
どういうコンセプトを立てて臨んだのかということをお話しようかと。

まず音に関しては、NBの基本構造を大きく外すわけではないから
特に深く考えたわけではありません。
そうそう変な音になるはずもないし。
敢えて言うならば、今まで使ってきたジャズベがアルダーのボディで
今回作るモデルは指弾きでよりふくよかな音が出せるように
ホンジュラスマホガニーを使おうかなくらいなもんです。
自分が楽器で最も重視するのは何たって見た目。
自分にしか作れない楽器ってどんなんだ?
自分がこれまで育んできた自分の世界観を
どう楽器の見た目に落とし込もうか?
それが今回のテーマ。

自分は趣味を生きがいに生きている男です。
ならば、ベース以外の趣味から自分の拘りを持ってくれば
自分にしか作れない楽器が出来上がるのではないか?
そう考えた時に、ひとつ思いついたのが、ファッション。
大しておしゃれではないにせよ
自分なりの拘りを持って作り上げてきたスタイルを
ベースのルックスに落とし込めないものか?
そう考え、何か一つ自分のお気に入りのアイテムを選び
そのイメージを投影させた楽器を作ろうと決めました。
そのアイテムとして選ばれたのがこちら。


P6110053.jpg


http://naokisan.blog55.fc2.com/blog-entry-159.html

もう買ったのは8年近く前になるのか。
夏になると晴れの日が楽しみになる、
大のお気に入りのアロハシャツ。
俺の知る最も美しいブルーの一つであるこのシャツの色を
俺のベースのカラーにしたい。
さらには、墨絵っぽい部分の黒はエボニー指板で表現しよう。
マホガニーのボディとの相性も良いはずだ。
銀色のボタンは、パーツをクロームカラーにして合わせよう。
とまあ、こんな感じでNaoちゃんのイメージは決定したのであります。

と、出来上がった後で言ってしまうのは簡単なんですが、
最終的な形に持って行くまでには結構な紆余曲折がありました…

今だから言えますが、
Naoちゃんの初期案はこんなんでした。


IMG_4144.jpg


いや~~~~~~~~~~~~~~~~~

悪趣味ですね!!(爆笑)


今見るとほんとに実現しなくてよかったと思う。
Sugiの上品さが台無しだものなぁ…(笑)
GIMPで適当に作ったこの画像を持って島村行って
勇んで「こんなん作りたいんですけど!」って戸川さんに見せたら
「…いやー…ちょっと難しいんじゃないかと…」って
想像以上にドン引きされたもんだから
こっちも「あ…いや大丈夫っす…」みたいになってしまって。
最初は本当に柄まで完コピのイメージだったんですが
最終的には色味を持ってくる方向になったわけです。
恐らくESPあたりならノリノリでやってくれるんでしょうが
(価格も100万コースになっちゃうでしょうが)
Sugiはそういうメーカーじゃない、ということが分かりました。

てなわけで、Sugiにアロハシャツを送ってもらって
Naoちゃんのカラーを作ってもらったわけですが
そのカラーの認識で若干の齟齬がありまして。
カラー製作過程で最初に送られてきた画像がこちら。


IMG_4148.jpg


この画像を戸川さんと一緒に見ていて、
俺は「地の黄色みは若干出てるけど、悪くないですね」
とは言ったのですが
戸川さんが「ですけど、ちょっと濁ってますよね」
と言ったのにハッとして。
確かに濁ってるし、本チャンの木ではないことを考慮に入れても
杢の出方もイマイチだ。
改めてSugiに問い合わせてみると
まず、このシャツは「パステルカラー」であると。
パステルカラーは色に白の成分が入ってくるが、
白は液体の「染料」ではなく粉末の「顔料」しか存在しないので
こういう色味になってしまうとのことでした。

言ってることは分かるけど…
でもそういうことじゃねえんだよと。
俺がイメージしてたのはこういうのなんですよ。


prs_custom24-30thav-ap-bm6.jpg


これはPRSの人気カラー、ブルーマテオ。
こういう感じの、澄んだ綺麗な青。
なので、顔料は使わず染料だけで杢がしっかり出る方向で
完コピとは言わず出来る範囲でいいから
色味を近づけてくれ、というオーダーを出しました。
そんな感じで出来上がってきたのが次の見本。


IMG_4149.jpg


いい感じじゃないですか~。
というわけでこの路線でGOを出し、
以前記事にしたカラーサンプルをもらって
最終的なカラーが決定したというわけです。
この時は、一緒に考えてくれる人がいて本当に良かったと思いましたね。
自分だけじゃ中途半端なところでOKを出していたかも知れないので。

そんなわけで、
お気に入りのアロハシャツの魂の乗り移ったこのベースは
おうちに置いてある時はこのスタイルがデフォになってます。


IMG_4147.jpg


なかなか粋じゃないですか?
ちょっとそこ、ベースに服着せてるとか引かないで。


当初の案からの違いというところで
ついでに言えば、上の画像を見てもお分かりの通り
最初は5弦で作るつもりでした。
どうせ作るなら今まで使ったことない5弦もいいかもな、
フレージングの幅も広がるだろうし…
と思ってはいたんですけど。
試奏用に取り寄せてもらった5弦をいざ弾いてみると
何かあまりピンと来なくて。
弦間がやたら狭くて弾きづらかったってのもあるのですが
自分がこの先5弦を弾いている画が浮かばなかったんですね。
そこで改めて店頭にあった4弦を弾いてみると
しっくり来ること来ること。
やっぱこれだよなと。
この歳になって冒険するもんじゃありません。
メアドも変えなきゃいけないし。
(俺のメアド知ってる人しか分からない話ですが)


とまあ、こんなとこで
オーダーのコンセプトに関わる今回のお話はここまで。
次回はNaoちゃんを形作る素材、主に木材を中心とした話になる予定です。
それではまた次回。

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